CROSSROADS

 2019年3月27日に行われたCROSSROADSの概要をあらためてここに紹介します。まぁ、この企画というかイベントは始めてからもう10数年は経過してます。自分でも正確な日にちとか覚えていません。(ガビ〜〜〜ン!)
要するに、大貫憲章のライフワークのひとつで、自分のこれまでに体験した音楽絡みのものごとを映像やレコードなどで振り返りつつ、時代や事象を解説しよう、というものです。
 今回は先ごろ亡くなられた内田裕也さんのこと、自分の個人的な関わりからの思い出や日本のロックシーンとの関わりなど喋ったりしました。一番の思い出は80年代の終わりころ?に六本木のとあるバーで、ふたりサシで酒を飲んだことですかね。その店は昭和芸能史に刻まれる、あの「涅槃で待っている」の名言とともに世を去ったタレント、沖雅也さんが通っていたことで知られた店で、そういうところで何故か裕也さんに声をかけていただいて、ふたりでお酒を飲むことになって、ソートーキンチョーした、という記憶があります。自分にとってふたりだけでいる時の裕也さんは「怖い人」でも「バオレンス」でもなく、気遣いの細やかな人で気さくでした。

「大貫くんはブリティッシュだよな。じゃあ、冬はホットウイスキーだろ?」とかで、いやもおうもなくオーダーしてもらいました。

 で、この回の頭で裕也さんの貴重な映像とともに、全体の大きなテーマは「カバー曲」。ロックには無数のカバー曲があります。そもそもが音楽に限らず、人は真似をして自らを新しく更新する生き物です。複製の産物とは言いませんが、技術を真似て更新することで進化していくのです。バンドをやったことのある人ならよく分かると思います。最初は大体コピーからです。歌は自力かもしれませんが、いつの間にか昔の、周りの誰かさんに似たりします。楽器はもっと端的ですね。こういう曲を弾きたい、という気持ちから入るんですから。そこで今回はWEEZERがカバー集アルバムを発売して、それが思いのほか、見事にコピーしていて感心して、そういやパニック・アット〜のクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーが凄かったのを思い出し、という流れで「カバー」と「オリジナル」を比較してみようと。星の数もある曲の中から自分の好きなもの、見聞きしてなお語れるもの、をチョイスしてみました。
以下にそのライナップを参考までに紹介します。

 こういう感じで毎回やっていますので、ぜひお時間作って現場に遊びに来ていただければ嬉しいです。
次回は4月の24日の水曜日の夜9時30分から11時15分くらい。¥1,500 

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セットリスト CROSSROADS March 27 2019  @organbar

最初は17日に亡くなった内田裕也さん(1939年11月17日 – 2019年3月17日)の思い出から~

M-1 朝日のない街 / 内田裕也With Blue Jeans   @武道館1966

M-2 内田裕也&1815ロックンロールバンド With クリエーション 1973  

M-3 Paranoid / Weezer

M-4 Paranoid / Black Sabbath   1970

M-5 Bohemian Rhapsody / Panic! At The Disco  Live @Sydney  2018

M-6 Bohemian Rhapsody / Queen   Live 1975

M-7 Yesterday Once More / Redd Cross     1994  PV

M-8 Yesterday Once More / Carpenters     1974 Live in Belgium

M-9 Willie and the Hand Jive / Johnny Otis Show     1959 

M-10 Willie and the Hand Jive / Eric Clapton And Band Du Lac  Live  2005

M-11 Hush/ Kula Shaker   1997  PV

M-12 Hush / Deep Purple    1968  TV  Playboy After Dark

M-13 Stone Cold Crazy / Metallica    Live in Detroit 1991

M-14 Stone Cold Crazy / Queen   Live @ Rainbow 1974

M-15 -Police & Thieves / Junior Marvin       1980 TV live 

M-16 Police & Thieves / The Clash    「Rude Boy Movie」 1978