PROFILE

 

仕事部屋にて

大貫憲章(Kensho Onuki)

音楽評論家 / DJ / イベントクリエイター

1951年2月22日生まれ。

60年代初めThe Ventures,The Beatlesでロック開眼。70年立教大学在学中から音楽評論家業スタート。

73年初渡英で当時無名のQUEENを日本にいち早く紹介し、さらにSEX PISTOLS,THE CLASHなどのロンドン・パンクを現地取材するなどアクティブに時代を切り取る。

76年のNHKラジオ 「若いこだま」を皮切りにラジオ番組のDJ、TVK「ファンキートマト」の音楽コーナー担当。79年にはラジオ日本で日本初のUKチャート専門番組となる「全英TOP20」を今泉恵子さんと担当。

現在、Inter FMにて『KENROCKS NITE ver.2」で選曲、構成、パーソナリ ティーの三役をこなす。

加えて1980年からクラブ・ロック・DJイベントのさきがけ「LONDON NITE」を新宿ツバキハウスにてスタート。

洋邦新旧自在流 DJで2020年は40周年、評論家としても50周年の大きな節目を迎えている。





<ONTOMOより転載>

QUEENを日本に紹介したロックの伝道師、大貫憲章の仕事部屋

 LP全盛に生きてきたロック界のレジェンドは、実は小社の常務と同級生だ。団塊の世代である2人が数十年ぶりに再会。あの頃の華やかかりし音楽業界でどう育ってきたのか、そこで形づくられた音楽観とは。1万枚以上にも及ぶマニア垂涎のLPと、現代のスタイリッシュな名スピーカーを傍らに、大貫憲章が語る。

ロック全盛70年代を導いた音楽観

 音楽はまず自分にとってなくてはならないもの。それは多分、生まれつきと言うか、おふくろの背中におぶわれて鼻歌聴いてた頃とかの記憶も埋れてあるのかもね。

 だから、強いて言うと、「聴いてて肌に合うものがスーッと入る」感じ。なので大事なのはなんでも聴くってこと。好き嫌いしないで。そのうちに自分に必要なものがわかるんだよね。経験です。好き嫌いでも良し悪しでもない、感覚だね。

 今のようにネットを含め、さまざま情報が飛び交い拡散される時代と違って、俺たちの時代は情報が限られていて、まず会ってみて、話を聞いて、音楽に接して、の体験の積み重ね。

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